![]() |
※M-65フィールドジャケット内側につけられているラベルは、1950年代以前は衣料に直接プリントされたものが多のですが、朝鮮戦争後からラベルとして縫い付けられるようになっているようです。軍は民間の提携会社に基本仕様(MILスペックと呼ばれる)を渡し、発注する仕組みになっていて、ラベルはいわばその仕様をクリアした証であり、その物品が生産された年代などを判別する一手段です。 |
![]() ![]() |
・サイズ表示 BDUなどはX-Small、Small、Medium、Largeの順に大きくなります。体型に合わせて、Short、Regular、Longなどのバリエーションが存在します。 ・身長、胸囲のサイズ表示 (1インチは2.5cm)身長と胸囲の適合範囲。 ・物品番号DSA-100-69-C-1161(1969年製モデル) ・物品名(男性用コットン地リップストップなど)。 ・国防兵站局発注番号 1978年に国防補給局(DSA)は組織拡大により国防兵站(DLA)と改称。1960年代から77年までものはDSAに続く番号が表示されました。DLA100-に続く2桁の数字が製造された年を示しています。78は1978年製造。 ・納入メーカー 軍の委託を請けて製造したメーカー名(MACSHORE CLASSICS INC)。 ・取り扱い注意書き 洗濯の際の注意や、着用方法、本ラベルを剥がしてはならないなどの事項が記載。 |
![]() |
■M-65フィールドジャケット用ライナーに付けられているラベル。 80年代から野戦用装備につけられるラベルは緑色のものになりました。 またBDUなどは、サイズ表示が別のラベルとして襟首内側に付けられているものもあります。 90年代に入ると、それまでのDLA表示からSPO表示に変わったものが生産されるようになります。 これは軍の納品システムの改善によるものと思われます。 |
![]() |
■ウッドランドBDUトラウザーズのラベル アメリカ全軍で支給されているウッドランドカモフラージュBDU (バトル・ドレス・ユニフォーム)。 ウッドランドBDUはホンジュラスなどの中南米でアッセンブル(生地をアメリカ国内から輸出し、製造単価の安い海外で作成)したもの(TRU-SPECなど)も出まわっており、そのような場合は、ウエスト内側に明記されている場合が多くあります。 また、BDUの生地そのものが80年代に生産されたものとは異なっており、それまでは100%コットンであったのが、50%ナイロン化学繊維を含むものに変更されました。ナイロンを使用することで生地が丈夫になり、洗濯などによる染料の落ちを防いでいます。生地の風合いはコットン100に比べややゴワついた感じがあります。また、補強用にカーボンファイバーが1%含まれているものもあります。 |
![]() |
■BDU用のジャングルハット(ブーニーハット)のラベル。 ・MIL-SPECH-43577のミルスペック ・DRO-100-810-0020 ・SIZE:7 1/4 ■他に、タクティカルロードベアリングベスト、ノーメックスフライトグローブ、PASGTフリッツヘルメット(バリスティックヘルメット)などがありますが、似たようなラベルが付いてます。 |
![]() |
■写真はマガジンポーチのラベルで、黒インクで直接刻印がされているものです。DSA100がかすかに読み取れます。サスペンダーやピストルベルトにも同じような刻印が入れられています。 |